
一人暮らしの初期費用
一人暮らしがしたい。
自由気ままな一人暮らしに憧れますよね。
一人暮らしをすには、いくらぐらいかかるのでしょうか。
まず必要な初期費用。
この初期費用が結構かかりそう。相場や平均はどのぐらい?
最低でもいくら必要?
なるべく資金抑えるには?
そこで一人暮らしの初期費用についてご紹介します。
一人暮らし初期費用の相場は?
一人暮らしの初期費用の相場はいくらぐらいなのでしょう。
まず一人暮らしを始める場合の初期費用は大きく分けて3つあります。
- 部屋を借りる費用・・・賃貸物件を借りる場合の敷金・礼金など。
- 引っ越し費用・・・引っ越し業者に依頼する場合の費用や自分で行う場合のレンタカー代など。
- 生活費・・・引っ越し後すぐの生活費。
それぞれの初期費用の内訳は以下のようになります。
部屋を借りる費用の相場
部屋を借りる費用とは、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険・鍵交換費用などが含まれます。
敷金、礼金、前家賃、仲介手数料などは全て賃料から計算しますので家賃の金額をいくらにするかで部屋を借りる初期費用が大幅に変わります。また同様に前家賃も部屋を契約するタイミングによっては賃料の数日分の日割り計算で良い場合や逆に丸々1か月分必要なこともあります。
敷金 | 物件契約時に預けるお金で家賃未納や退去時の修繕や清掃の際に差し引かれて残りが返金されます。物件により賃料の3ヵ月から0ヵ月(敷金無し)があります。 |
礼金 | 大家さんへ物件を借りる御礼で契約時に支払います。物件により賃料の3ヵ月から0ヵ月があります。 |
仲介手数料 | 契約時に不動産屋に払う手数料で、賃料の1ヵ月から0.5ヵ月などがあり不動産屋によって異なる場合もあります。 |
前家賃 | 契約時に最初の賃料1ヵ月分(タイミングで日割り計算の場合もある)を納めます。 |
火災保険 | 賃貸物件を借りる際に入る火災保険。物件や契約内容によりますが、およそ1~2万円ぐらい。 |
鍵交換 | 鍵の交換費用。物件や契約内容によりますが、およそ1~2万円ぐらい。 |
引っ越し費用の相場
引っ越し費用は、引っ越し業者に依頼する代金と自分で引っ越しする場合のレンタカー代金や友人へのお礼などが含まれます。
<引っ越し業者に依頼する場合>
引っ越し業者に依頼する場合は、依頼する時期、荷物の量、移動距離などによって料金が大幅に違います。
<自分で引っ越しする場合>
自分で引っ越しする場合はレンタカーの代金と手伝ってもらう友人への食事代、飲み物代、日当などです。また、ガムテープ、軍手、カッター、はさみ、荷づくり紐など雑費もかかります。
家族や兄弟に手伝ってもらえばレンタカー代金のみで大丈夫なこともあります。
引っ越し後すぐの生活費
引っ越しして暮らし始めると給料の振込みがあるまで当面の間の生活費が必要になります。
新しく引越して仕事を始める場合、最初の給料が振り込まれるのが翌月25日であれば、その日までの生活費が必要です。
給料日までに請求がくるものがあれば、その料金も用意しておかないといけません。
最初は必要に迫られてその都度購入する日用品が多数あります。
一人暮らし初期費用は最低いくら必要?
一人暮らしの初期費用は最低いくら必要でしょうか。
初期費用は、部屋を借りる費用、引っ越し費用、生活費の3つですが、家賃と引っ越し料金で大きく変動します。
部屋を借りる費用は最低いくら必要?
例えば部屋を借りる費用の例が以下になります。
敷金や礼金がそれぞれ1ヵ月分として計算していますが、0(無料)ならさらに安く、2ヵ月、3ヵ月分ならさらに高くなります。
同様に仲介手数料も1ヵ月分として計算しています。0.5ヵ月分ならさらに安くなります。
<家賃67,000円 共益費3,000円 敷金と礼金と前家賃がそれぞれ1か月の場合>
家賃 | 67,000円 |
共益費 | 3,000円 |
敷金(1ヵ月) | 67,000円 |
礼金(1ヵ月) | 67,000円 |
前家賃 | 70,000円(67,000円+3,000円) |
仲介手数料(1ヵ月) | 67,000円 |
火災保険 | 20,000円(仮) |
鍵交換費用 | 15,000円(仮) |
合計 | 376,000円 |
敷金礼金が0の物件であれば、この場合なら134,000円安くなり242,000円です。
※しかし敷金が契約時にない場合は、退去の時に修繕、清掃の必要があるとその分支払う必要がでてきます。
引っ越し費用は最低いくらかかる?
一人暮らしの荷物といっても人によって荷物量が様々です。また移動距離によっても変わることから見積もりをとる方がいいでしょう。
引っ越しが決まっているなら数社から合い見積もりをとり、最後は値引きの交渉をします。
もしまだ引っ越しが決まっていないなら、直接引っ越し業者に電話して基本料金だけでも確認してみるのがいいですね。
当面の生活費は最低いくらかかる?
次の給料日までの生活費は最低いくらかかるでしょう。
必要になってくるのは食費、公共料金、また携帯料金もありますね。
下記は一例です。
食費 | 30,000円(1,000×30)~ |
公共料金(電気・水道・ガス) | およそ10,000円ぐらい(使用量による) |
携帯料金 | およそ10,000円ぐらい(使用量による) |
日用品代 | 5,000円(仮) |
合計 | 55,000円 |
一人暮らし初期費用や資金を抑えるには?
一人暮らしの初期費用や資金を抑えるには何に注意すればいいのでしょうか。
それぞれの費用についてご紹介します。
◆部屋を借りる費用を抑えるには、以下のポイントが重要です。
- 賃料(家賃や共益費)を検討する。
- 敷金・礼金がかからない、または少ない物件を検討する。
- 契約タイミングをずらして前家賃が少なくて済むように調整する。
◆引っ越し費用を抑えるには、以下のポイントが重要です。
- 自分で引越し作業をする。
- 業者に依頼する場合は合見積もりをとり値引き交渉する。
- 引っ越し時期は繁忙期を避ける。
- 荷物は最低限のものにして、必要があるものは引っ越し先で購入する。
※家具や家電を揃える場合は価格.comで相場を調べ、通販サイトや近所の店舗と価格を比較するのがいいでしょう。また、オークションサイトを利用するという方法もあります。
◆当面の生活費を抑えるには、以下のポイントが重要です。
- 食事はできるだけ自炊する。
- 電気・水道・ガスの使用量に気をつける。
- 携帯の使用量に気をつける。
- 日用品の購入はディスカウントスーパーを利用する。
初期費用を抑えるなら、一つ一つ見直ししてみる必要があります。
まとめ
引っ越し後に家電や家具などを揃えるとなると、まだまだお金はかかります。
支払いを細かく見直してみると節約できることはあるかもしれません。
毎月の生活が安定するまで特に最初の1ヵ月目は節約をこころがけましょう。
しばらく生活して余裕がでてくれば普段通りの生活に戻ればいいですよね。